左下の詰め物が取れたと来院されました。すぐにその歯の治療は終了し、全体のチェックも希望ということです。
右下に親知らずがあり、その手前の奥歯が大きく虫歯になっています。
結構大きな虫歯になっています。
親知らずの抜歯後２週間ほど待って虫歯の治療を行いました。
一番奥の歯の後ろ側の付け根のところ、歯が欠けていて虫歯があるのがわかります。
虫歯を削っていきますが、道具がだいぶ入れにくいです。
虫歯の取り残しを染色を使って見つけていきます。
だいぶきれいになりましたけど、神経はだいぶ近そうです。
詰め物を詰めたら研磨して終了です。治療もしづらいですが、患者さんも歯ブラシしづらいです。そこにプラスチックが詰めてあるわけですから、虫歯の再発のリスクは高そうです。
重度なリスクのある患者さんではないですが、歯周病もありますし、定期的なデンタルチェック、フッ素の応用、良好な歯ブラシは平均的な人よりも、より必要かなと思います。
親知らずを抜いた直後に治療すると、傷口が虫歯の削りカスまみれになりますし、あまり歯茎が治りすぎてしまうと、虫歯が歯茎の下に隠れてしまいます。このタイプの虫歯はある程度治りを見ながら進めるようにしています。のど元に近いので、患者さんも大変だったと思います…歯の治療は嫌ですよね。僕は親も歯医者とかいうわけでないので、良く通ってましたが、例にもれず大っ嫌いでした。歯医者に通うのが好きになるような、とかホームページに書いている歯医者さんいますけど、嘘だと思ってます。検診の人は別にして、歯の治療に行きたくて行く人はあまりいないんじゃないかな。
